ワインドアップ
明日の自分は面白い!

INTEREST気になること

お葬式を舞台にしたコメディ映画がいくつかあった。若かった頃はただただ笑っていたが、自分の葬式を想像すると、現実もやはりあんな感じでドタバタするに違いない。その前に、まだ、田舎に親が元気でいる。自分のことより、親のことをあれこれ考えるだけで頭が痛い。まずは親の終活が先だ、と普通は思う。しかし、人間とは、そうはいかない。夫婦の場合、突然どちらかが倒れると大慌てになる。あれはどこだ、これは何だ、墓はどうする。そう、まさにコメディ映画の始まりだ。さて、親の終活を考えると頭が痛くなるように、いつか自分の子どもたちにもそういう時が来る。いや、もしかすると、墓とか建ててくれないかもしれない。先祖代々の墓があればいいが、そんな人ばかりではない。子どもはアテにはならない。間違いない。なので、まだまだ考えたくもないでしょうが、WINDUP的終活を考えてみましょう。

終活エンジョイ!第2回「手元供養」

お墓を持たない選択

前回は、お墓を取り巻く環境の変化と、好きなところにお墓を建てるトレンドの一つ、「リゾート墓」を取り上げた。でも時代はさらに進んでいる。「亡くなったらお墓に入る」が、当たり前の時代が過ぎ去りつつある。お墓はいらない、と言う人が増えているのだ。その背景は、

①継ぐ人がいない

②住まいとお墓が離れており管理が大変

③お墓の管理、お墓購入のためにかかる費用費用が負担である(含む:子供に負担をかけさせたくない)

が主な理由。

人気高まる「手元供養」

というわけで「お墓に限定しない葬送方法の人気が高まってきた」と話すのは、前回も登場頂いた終活カウンセラー1級の資格をもつ牧野留美子さん。「弔いの仕方の多様化が進みつつあります。その主な代表格が”散骨”と”手元供養”です」「中でも手元供養の人気が高まりつつあります。お墓が必要という時代は過ぎ去りつつあるとはいえ、どこかに埋葬しなけばならないし、遺族が故人を偲びたいというニーズも多い。その両方のニーズを満たす方法が手元供養です」と教えて頂いた。

「手元供養」とは?

手元供養とは、自宅に骨壷を置いたり、アクセサリーにして肌身に着けたりと自分のそばで供養をする方法。従来のように遺をお墓や納骨堂に納めるのではなく、遺骨の一部、もしくは全てを手元に置いておく供養だ。

「手元供養」の方法は?ライフスタイルや嗜好に合わせて選択

手元供養の方法は主に以下の3つ

①お墓に埋葬し分骨して手元供養を行う

→遠方に住んでいいなかなかお墓参りに行けない、いつも故人を身近で感じていたいという人が選ぶ傾向にある

②手元供養して残りの遺骨は散骨にする

→お墓を建てる必要がない

③遺骨を自宅におき全ての遺骨を手元供養にする

→最近では、家にマッチするインテリアのようにモダンでおしゃれな骨壷が沢山販売されている

「手元供養」の種類

①ミニ骨壺などのオブジェ

陶器製やガラス製のおしゃれなものから、お地蔵さんなどをかたどったオブジェなどもある

②ペンダントなどのアクセサリー

ペンダントのほか、内側に樹脂で固めた遺骨をはりつける指輪などが代表的で、遺骨をダイヤモンドに加工することもできる

③ぬいぐるみなどのインテリア用品

一見して「遺骨が入っている」「供養をしている」というイメージを抱かせないのが特徴。ぬいぐるみはペットの供養にもぴったり

④美しい花器

玄関やお部屋にも周のインテリアに溶けこませておける

⑤ミニ骨壺が収まる写真立てもあり、家族写真をさりげなく飾ることができます。

「手元供養」のメリット

・個人を身近に感じる

・宗教や様式にとらわれない

・毎日好きな時にお参りができる

・自分らしいデザイン性の供養品

・高いデザイン性の供養品

・お墓の管理や費用の負担が少ない

とたくさんのメリットがありますが、「特に精神面での利点が大きく、故人が身近に存在することで、遺族の喪失感や悲しみも和らぐことでしょうか。」と牧野さん。

デメリットは何でしょう?

メリットの一方でデメリットもある。

・家族や遺族の理解を得られない可能性

・紛失の可能性

といったことを注意する必要がある。

ついでに自分の事も決めてしまおう!

故人を偲ぶだけでなく、残された人のことも考えついでに自身の事も考えておきたい。メリット、デメリットを踏まえ、望ましいやり方を決めたらエンディングノートに記載するなど意思表示をしておけば安心だ。

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