ワインドアップ
明日の自分は面白い!

INTEREST気になること

お葬式を舞台にしたコメディ映画がいくつかあった。若かった頃はただただ笑っていたが、自分の葬式を想像すると、現実もやはりあんな感じでドタバタするに違いない。その前に、まだ、田舎に親が元気でいる。自分のことより、親のことをあれこれ考えるだけで頭が痛い。まずは親の終活が先だ、と普通は思う。しかし、人間とは、そうはいかない。夫婦の場合、突然どちらかが倒れると大慌てになる。あれはどこだ、これは何だ、墓はどうする。そう、まさにコメディ映画の始まりだ。さて、親の終活を考えると頭が痛くなるように、いつか自分の子どもたちにもそういう時が来る。いや、もしかすると、墓とか建ててくれないかもしれない。先祖代々の墓があればいいが、そんな人ばかりではない。子どもはアテにはならない。間違いない。なので、まだまだ考えたくもないでしょうが、WINDUP的終活を考えてみましょう。

 終活エンジョイ!

第1回

自分のお墓を見に行こう。お墓はリゾートだ!

おおー、この言葉だけで前向きになれる。ワクワクする。お墓がメインなのか、リゾートがメインなのか、もはやどっちでもよく、そんなの関係ねー、ということで詳しくご紹介いたします。「墓リゾは増えてます」と言うのは終活のプロ・牧野さん(八重洲ライフ)。その理由とは?

「お墓参りの時期って、お盆や年末年始、お彼岸だったり。ちょうどお休みの時期にあたるので、地元に帰るのではなく旅行気分でリゾート地にお墓参りに行って家族に楽しんでもらえるということで人気が出ています」と牧野さん。

なるほど。じゃあ、ディズニーランドの近くとか、有名な行楽地の近くに墓を建てるか。うーん。孫はよろんでくれそうだけど、今だけかも。大人になっても楽しんでもらえるかどうかは微妙かも?

「そうですね。お孫さん愛が強いのはわかりますが、みなさんご自分の気に入った場所がおすすめです。好きな観光地や、温泉、ゴルフ場、登山が好きな方は好きな山を見上げられる場所など選ばれていますよ」

おお、どこでもいいのか!確かに場所を決めておけば、子どもたちも悩まなくてもいいからラクかもしれない!一石二鳥だ。でも、待てよ。お墓参りをしてくれる子どもたちがいない場合はどうすんだ?

「お墓を残さなくていいという方などは、ペットと一緒に入ることができる永代供養のお墓や樹木葬や海洋散骨などもあるので、お墓参りをしてくれる人がいなくても自分の好きな場所をお墓にすることはできます。お一人様でも墓リゾ、いえ、お一人様こそ墓リゾしやすいかもしれませんね」リゾートということなので、いっそ常夏の島ハワイというのもいいかもしれない。

「確かに海外にお墓をつくるのもありですね。実は宇宙葬というのもあって、遺骨の一部を宇宙空間に送り込む旅行タイプ、宇宙に出て地球のまわりをぐるぐる回りながら地球の遺族を見守る人工衛星タイプ、月面に遺骨を安置する月面墓地タイプなどがあるんですよ」と牧野さん。

ハワイなんてまだ序の口だった。今の世の中、骨になって宇宙にまで行けてしまうのか。もちろん専門の会社に頼まないといけないだろうし、べらぼうな費用もかかるだろう。お金のある人はぜひ調べてみてほしい。さすがに宇宙は無理だけれど、自分の好きな場所をお墓にするのはできそうだ。1年に1回ぐらいは子どもたちにも来てもらいたいけど、もし誰も来てくれなくても、夫婦でお墓の中から素晴らしい景色をずっと眺めていられる。今から墓リゾの候補地を探して旅を楽しむ。そんな終活を始めてみてはどうだろう

お墓や終活のいろいろなこと、詳しくは、終活サイト「あらたび」https://www.aratabi.jp をチェック!

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