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誰にでも、記憶に残るお菓子がある。憧れのおやつだってあったはず。60代、子供時代が遠くて懐かしい年齢になったいま、時間に余裕ができたこのタイミングに、お菓子づくりに目覚めてもいいと思う。しかも甘党なら、なおさらやらないという選択肢はないでしょう。さあ、こころのネジをWINDUPして。お菓子づくりほぼ初心者といえる!?女子大生りりか先生と一緒に、カンタンなお菓子から、ちょっとコツのいるデザートまで、スイーツ・チャレンジ!

おやつの時間ですよ 第3回:むにゅむにゅ楽しい♡ところてん

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むかし、甘味処で食べた思い出がよみがえる「むにゅむにゅ楽しい♡ところてん」

子ども時代に、たまに会うおじいちゃんやおばあちゃんに「ちょっと一緒においで!」と手を引かれて連れていってもらったデパートや商店街の甘味処で、酢醤油を飛ばしながらつるつると食べた記憶がよみがえる「ところてん」。「ところてん」とは、天草(てんぐさ)という海藻を煮溶かして冷やして固めて、麺のように細長ーく突き出した食べもの。

今ではスーパーやコンビニでもパックに入って売っているけれど、なんとなく味気ない・・・。そう思ったあなた、あの頃食べたつるつるとした素朴な「ところてん」を、自分でつくってみてはどうでしょう。天草を棒寒天にすれば、「むにゅむにゅ楽しい♡ところてん」がほうらカンタンにつくれちゃう。それでは、りりか先生、お願いします!

★用意するもの(3人分)調理時間15分

棒寒天 1本

水 600cc〜700cc

三杯酢(醤油 大さじ1、みりん大さじ1、酢 大さじ1)

青のり、ごま(適宜)

※ところてん 天突き

あると便利で盛り上がりますが、

ない場合は包丁で細く切ってもつくれます。 

★つくり方

①棒寒天をぬるま湯に5〜10分つけたあと、絞って細かくちぎる。

②鍋に水とちぎった棒寒天を入れ、弱火〜中火にかけ沸騰させて煮溶かす。

③煮溶かした棒寒天をこし器またはザルでこす。 ※このひと手間が、つるっとした食感には大切!

④もう一度、鍋に戻して煮溶かす。完全に溶けたら、バットに入れて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やし固める。

⑤固まったら、天突きに入る大きさに包丁で切り、天突きに入れて突く。

⑥器に盛り付けて、三杯酢とお好みで青のり、ごまをかける。

りりか先生は三杯酢バージョンをつくっていましたが、 黒酢や酢醤油、黒蜜などでももちろんOK! 昔食べた、懐かしい味にチャレンジしてみてくださいね。

関東と関西で、味がちがう!? 黒蜜、酢醤油・・・その理由とは・・・

じつは「ところてん」の歴史は古く、奈良時代にまでさかのぼります。正倉院文書には東大寺の写経生にふるまわれたという記述も残っているそう。また室町時代には、天突きを使って「ところてん」を麺状に突いている絵なども描かれていたとか。そんな「ところてん」を庶民が口にするようになったのは江戸時代。当時、京都・大阪では砂糖をかけて食べるのが主流、東京では砂糖もかけていたけれど、醤油もかけて食べていました。

なぜ、同じ「ところてん」なのに西と東で味がちがうのか。それは、京都・大阪は茶の湯が発達していたのでお菓子扱いだったという説。また、当時、琉球からたくさん黒砂糖が運ばれてきたことから、砂糖より安い黒砂糖が多く使われることになったことで黒蜜をかけるようになったともいわれています。その一方、江戸ではちょうど醤油づくりが始まり、江戸のにぎり寿司に酢が使われていたことも関係して、酢醤油で食べられるようになったという説も。

「ところてん」は関西と関東の当時の食文化を今に伝える食べ物のひとつといえるでしょう。

たしかに、言葉もちがえば、文化もちがう、そして出汁の色もちがう。東と西で「ところてん」の味がちがっても不思議はありません。そのおかげで、2種類の「ところてん」が食べられると思えば、ちょっとうれしいですね。「ところてん」をつくるなら、関西風・関東風の味比べをするのもオススメです

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