ワインドアップ
明日の自分は面白い!

HOBBY趣味

前回お届けした釣りのデビュー戦は、予想外の釣果で満足の思い出となり、今回も釣る気満々です。2回目となる釣りは、思い切って東京湾に繰り出し、船からの釣りに挑戦します。狙うは「太刀魚」。果たして釣り歴まだ2度めの素人に大型の魚を釣ることはできるのでしょうか?

初めての釣り 第3回「東京湾で船釣りデビュー」

今回も師匠が同行してくれます。「今度は簡単には釣れないかもしれない。場合によってはぼうずも覚悟で臨みましょう。何事も経験!」とくぎを刺されましたが、前回、そこそこの釣果を経験した本人は、意に介せず今回も釣れるだろうと根拠のない期待に胸を含らませます。笑

事前準備の肝心は酔い止めと防寒対策🔥

せっかくの釣りも船酔いしては元も子もありません。酔い止めの「アネロン」を購入し、当日の朝に加え前日の夜にも1錠服用します。また、船上は風に吹きさらされるので、温かいアンダーと薄手のダウンに風を遮るジャケットをマストで重ねます。パンツはもちろん防水仕様のものをこちらも温かいアンダーに重ねます。足元は足裏専用ホッカイロに長靴!

一方道具は、ジギング専用ロッドとリールを師匠が用意。リールは「ベイキャスティングリール」というロッドの上にセットするタイプで、「投げやすさ」よりも「巻き上げのパワーと底取り(着底)がわかりやすい」のが特徴との事です。実は前回、釣果に気を良くして「次回は道具を買いたい」と相談したら、「まだ早い」と戒められてしまいました。笑

そして肝心の船は、師匠が横浜港から出港する「渡辺釣舩店」で船を予約してくれました。山下公園の横、よく知る大通りから1本裏に入ったところにこんな場所があるとは驚きでした。これで用意は万端です。

当日の準備は「船の中の位置取り」から始まる!

さて、当日は6時乗船、出船は6時45分。しかし船宿到着は5時頃にすると師匠。理由を聞くと船の中での場所取りのためとのこと。早めに行って狙っていた後部の右サイドを確保。

船に慣れていない私の態勢が少しでも安定するように揺れの少ない後ろの位置を選んだとのこと。そして現地の天気は西から東へ吹く風。船の西側と東側で寒さが格段に違うらしく、もちろん東側を確保。西側は乗船後、船長から波被りの注意のアナウンスがあり風もきつく辛そうでした💦 一方の我々が選んだ東側は太陽も当たり大助かりでした🌞

早朝5時の山下公園。暗闇に浮かぶこの「第7神功丸」に乗船します!

出船すると間もなく日の出。気温も上がり景色が見え始めると一気にテンションが上がります! 竿を船にセットしてポイントに向かいます。

今回私が使用したロッドには、カウンター付きのリールを装着。ポイントでは船長が水深をコールしてくれます。とは言え素人の私には仕掛けが着底する感触がわからなので、深さがわかるとても助かるギアでした。

「スプール」と言われるリールの糸を巻く部分を親指で軽く押さえる動作が「サミング」です。「バックラッシュ」などのトラブルを防ぎ、また、狙ったところにピンポイントで落とせるメリットがある大事な基本技となります

太刀魚を狙うには疑似餌の「ジグ」を使います。小さくて重い、大きくて軽い、赤や黄色、青などの色、その中から当日のコンディション考えて選びます。ポイントや時間によっても掛かりやすいジグは場面ごとに代わるので、周囲の釣り人のジグも気にしながら随時変更していきます。

この日は天気も良く期待が高まります。加えて師匠が船の東側を場所してくれたおかげで、「船上は極寒」と覚悟も、日も当たり意外なほど居心地よかったです(^^♪ 

居並ぶ太公望たち。私の隣には「師匠」が鎮座!

ポイントに到着。いよいよ、初めての「船釣り」開始です‼

最初の感想は、「穏やかそいうに見えて結構揺れるな」です。不慣れなせいか、みなさんは平気そうなのに私は結構ふらふらして「まさか落ちないだろうな」と心配になります💦

師匠が揺れの少ない船尾の場所を確保してくれて大助かりです。

因みに船首は釣り用語で「みよし」船尾は「とも」と言うそうです。これを会話で使うと一端の釣り師になった気分です(^^♪

釣りの仕方としては、

①ジグを沈め、サミングで糸を止める準備をします。

②船長からの深度の情報とカウンターを確認し、狙った深さで一旦糸を止めます。

③少しづつリールで巻き上げていき、海面まで引き上げたら再度ジグを沈める

これの繰り返しです!

しか~し! なかなか釣れません😿

船長さんから「底荒れしてて魚がいません」とのアナウンスがあったり、シビアな状況が続きます。変えたポイントについてもコンディション悪くすぐに移動の繰り返しで「移動」にたくさんの時間が費やされてしまいます。あたりもないまま時間だけが過ぎていきます。

なぜ、隣の師匠は釣れるのか??

さすがの師匠も苦戦ですが、それでも少し時間が経つとなかなか立派な太刀魚を見事に釣りあげました!私とのその距離たった1m! なぜ差が出るのか???

太刀魚はきらきらに光っており、日に当たると鏡のような美しさです。

暫くすると、師匠はこれまた立派な大きさと形のシーバス(すずき)を釣り上げました!!

その後、師匠はもう1本太刀魚が釣れ計3本の成果。「こんなにシビアな環境は珍しい。過去ワースト3に入る」と嘆くほど厳しい釣りでした。

アタリが全くありません。ジグの大きさや色を変えてみますが、効果なし💦

漁場を何度か変えても・・、それでもアタリは来ません💦

そしてついに、釣果ゼロのまま時間終了! (;^ω^)

分っていたことではありますが、やはり師匠とは経験と技術の差が明確に出ました。

◆ジグが着底してからターゲットの深さに糸を引き上げるときに、ジグの動きをいかに餌の魚に見せるか。

◆ジグの色や大きさ形を、過去の経験から選ぶセンス

といったところが初心者の私にはまだ備わっておらず、厳しい環境では難しかった、というところでしょうか。今回は釣りの奥深さをしみじみ体感しました☺

東京湾の景色

実は、まぐれでも1匹くらいは釣れるだろうとタカを括っていました。なのでとても残念はありますが、それでもポイントを変えながらリセットしてからの投げ、ここはどうなんだろうとワクワクしながらの再挑戦は飽きることなく楽しめました。

また、天気が良ければ見える景色は抜群です。

富士山、レインボーブリッジ、みなとみらいの摩天楼、などが同時に楽しめる非日常空間。

特に羽田空港では、飛行機の真後ろから見る圧巻の着陸シーン。

そんな極上景色が「ぼうず」の心を癒してくれました(^^♪

さて、次回は「リベンジ」か「新しい釣りに挑戦」か、じっくり考えて挑みます。それでは、また近いうちにお会いしましょう(^^♪

+5
未ログイン